ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

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感想・書評『ルパンの消息:横山秀雄』ネタバレ注意「高校生当時、ワルだった仲間が試験問題を盗むために、学校へ侵入して、事件に遭遇」(レビュー)。 #読書

「ルパンの消息」横山秀雄・著 「サントリーミステリー大賞・佳作賞」受賞作品

自殺として処理されていた、15年前の女性教諭の墜落死が、殺人だったとのタレ込み情報から、物語は始まります。

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感想・書評『休みの日には、コーヒーを淹れよう。狩野知代、藤原ゆきえ』ネタバレ注意「生豆についても写真が良い色合いで掲載」(レビュー)。 #読書

休みの日にには、コーヒーを淹れようよう。狩野知代、藤原ゆきえ  コーヒー好きの私にはたまりません。

コーヒーが大好きな私はまず、CDで言えばジャケ買いのような感覚で惹かれました。ジャケ買いも大きなモノがありますよね。題字も休みの日のリラックス感がありました。

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感想・書評『学力の経済学:中室牧子』ネタバレ注意「子供をどうやって勉強に導くのか,教育論からの意見ではなく,統計に基づいた経済学からの理論」(レビュー)。 #読書

学力の経済学「中室牧子」とても参考になりました

小学生の子どもがいます。どこの家庭でもそうかもしれませんが,うちも例にもれず,家での勉強があまり好きではないタイプの子どもです。勉強が大嫌いというわけでもありませんが,進んで自分から勉強をすすめるというタイプでもありません。いったいどうやって学力を伸ばしていけばいいのでしょうか。

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感想・書評『殺人犯はそこにいる・著者:清水潔』ネタバレ注意「北関東連続幼女誘拐事件。栃木県足利市と群馬県太田市を跨ぐ半径10キロメートル圏に於いて…」(レビュー)。 #読書

殺人犯はそこにいる 著者:清水潔

文庫X。ネットで話題になったその題名の文庫は、盛岡市のとある本屋さんのフェアから始まった。一店員が、お手製の文庫カバーを作り、フェアの一角に平積みしたのだ。私自身、この売り出し方をしていないと、面白そうとすら思わなかっただろう。

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感想・書評『「自分」から自由になる沈黙入門:小池龍之介』ネタバレ注意「内容的には「毎日の暮らしをよりゴキゲンに過ごすための小さな実践項目」というところ」(レビュー)。 #読書

『「自分」から自由になる沈黙入門』 小池龍之介 おすすめです

筆者はお坊さんですが、宗教の研究書ではなく、内容的に特に難しいことが書いてあるわけでもない上に、非常にわかりやすく場合によってはすこしふざけすぎているようなくらいの平易な文章で、毎日の生活にすぐにでも応用可能なことが記されています。

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感想・書評『脳はこんなに悩ましい:池谷裕二・中村うさぎ』ネタバレ注意「2人が遺伝子検査を受けて、その結果を披露しています」(レビュー)。 #読書

『脳はこんなに悩ましい』(池谷裕二・中村うさぎ)で自分自身を深く振り返る

脳科学者の池谷裕二先生と漫画家の中村うさぎさんの対談を本にしたものです。
池谷先生はとてもわかりやすく話しているのですが、読んでいる私はついていけません。何度読み返しても内容が新鮮です。同じテンポで話ている中村うさぎさんはすごいです。

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感想・書評『三鬼:宮部みゆき』ネタバレ注意「あの百物語の続編と言うかな、何はともあれ三島屋の黒白の迄語られる」(レビュー)。 #読書

三鬼 宮部みゆき 日本経済新聞出版社 を読んで

久しぶりに読みました、宮部みゆきの新刊です。あの百物語の続編と言うかな、何はともあれ三島屋の黒白の迄語られる、「聞いて聞きすて、語って語りすて」のあの、現実離れしたおどろおどろしい異界からの物語。

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感想・書評『錯視・錯覚ゲーム:中川越』ネタバレ注意「ついつい視野が狭くなっていることを実感」(レビュー)。 #読書

ついつい視野が狭くなっていることを実感:『錯視・錯覚ゲーム』(中川越)

人間の視覚の盲点によって引き起こされる錯視・錯覚。代表的なものとして、1つの壺の絵が向かい合った顔に見える「ルビンの壺」が挙げられます。このルビンの壺を初めて知った時、多くの人が新鮮な驚きに駆られたのではないでしょうか?

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感想・書評『イギリス観察辞典:林望』ネタバレ注意「ユーモア溢れるエッセイ集」(レビュー)。 #読書

『イギリス観察辞典』林望、イギリスに誘われるユーモア溢れるエッセイ集


『イギリス観察辞典』は、日本書誌学及び近世国文学を専門とする作家、林望のイギリスに関するエッセイ集です。少し堅いものから流行りのものまで、89のテーマでユーモアたっぷりにイギリスを紹介しています。これらのエッセイが、日本人のイギリス観を壊したり、やっぱりそうかと思わせたりでなかなか面白いのです。

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感想・書評『運の良くなる生き方:西中務著』ネタバレ注意「弁護士と言う商売は、争いを示談、はたまた法廷で争う商売」(レビュー)。 #読書

「運の良くなる生き方」を読み、納得のいく事例が多いと思いました。 西中務著

弁護士の書いた運に関する本です。争いのある人には運が向いてこない、運が逃げていくと著者は言います。弁護士と言う商売は、争いを示談、はたまた法廷で争う商売なのですが、争いごとに巻き込まれる人は次から次へと争いを呼び、裁判を起こすのだそうです。この争いごとに関し、示談で解決しない場合、裁判になりますが、裁判での決着で上手くまとまらないと言います。裁判で勝訴して、お金を受け取ったとしても、すぐに使い果たしてしまい、次の争いに巻き込まれるという図式です。

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感想・書評『道は開ける:デール・カーネギー』ネタバレ注意「心がすっと軽くなるような言葉がたくさん書いてあり、思わず購入」(レビュー)。 #読書

「道は開ける」デール・カーネギーは、とてもいい本です

40代になり、子育てはひと段落、自分のことに関心が行くようになり、少しずつ体力がなくなってきて、両親が高齢になり、病気になり。と少し悩みが増えてきました。日本の先行きは不安ばかり、自然災害は毎年のように起こって、全国各地が被災地です。そんな中、どのように過ごせばいいのか、指針となる本を探して、自己啓発の本をいくつもいくつも読み重ねてきました。

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感想・書評『出版大崩壊 電子書籍の罠:山田順』ネタバレ注意「携帯コミックを買ったりしている層は従来とは違う、本など読まない層」(レビュー)。 #読書

出版大崩壊 電子書籍の罠 山田 順

2011年に出版された、電子書籍の現状と展望を、いくつかのエピソードをもとに考えていくという一冊です。「電子書籍元年」を下敷きにした時期に出版されたものの、当時は種々の問題などもあって原子書籍の爆発的普及には至らず、かと言って既存出版業界の上がり目も見えないという状況があったためか、タイトル通りかなり悲観的です。

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直筆原稿を、そのまま新書にする斬新な企画によって生まれた…感想・書評『直筆で読む「坊っちゃん」:夏目漱石』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

漱石自筆が新書に!:『直筆で読む「坊っちゃん」』(夏目漱石)

夏目漱石の代表作『坊っちゃん』の直筆原稿を、そのまま新書にする斬新な企画によって生まれたのが、この1冊。パッと見ると今の文字ではなく、全てくずし字で書かれており、これは歯が立たないと感じます(実際、漱石の孫の夏目房之介さんは読めなかったそうです)しかし、本屋で売られている『坊っちゃん』と付き合わせて読んでいくと、生の漱石が感じることができます。

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フースーヤ、オーマイゴッドファーザー降臨とかやばいのがきたなぁ「アメトーク パクりたい1グランプリ」【テレビ感想2017年ネタバレ注意】。 #TV

7月16日アメトーク パクりたい1グランプリ

毎回毎回爆笑しながら見ている、ザキヤマとフジもんのアメトークパクりたい1グランプリ。
仲里依紗がゲストだったけど久々に見た気がします。

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感想・書評『百田尚樹さんの「幻庵」上下巻 出版 文芸春秋』ネタバレ注意「百田さん自身が権力にしっぽを振って書いている」(レビュー)。 #読書

百田尚樹さんの「幻庵」上下巻 出版 文芸春秋

正直に書きます、百田尚樹の小説は「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれた男」等を読んだことが有りますが、その他の作品も何冊か読みましたが、最初の「永遠のゼロ」や「海賊と呼ばれた男」ほど、さして面白くなかったのと、なんか百田さん自身が権力にしっぽを振って書いているようで(権力者の意向を気にしながら書いている)そんな、感じを受けたので好きではありませんでした。

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