」で便利でお安く。maminismさんからの寄稿です。
ふと考えたこと
私は絵を習って、上手くなって、それでどうしたいんだろうと、ふと思った。
もともとは、子どもと絵を描いたり、作ったりするのが楽しくて、きちんと教えるために、その知識を付けたくて大学に入った。
そして、ついでに、というか、
もともと絵は好きで、本格的に習いたいという願望はあったから、この機会に、自分でそれなりの絵が描けるようになったらいいな、と、思っていた。
実際、絵を描いていると、描く度に、自分の限界と向き合わざるをえなくなる。
自分の課題が明らかになってくるのだ。
そして、描く度に、課題は更新されていく。終わりはない。
それは成長するための過程で、決して悲観的なことではないが、
技術がなかなか伴っていかないのに、あんな風に描きたい、こんな風に描きたい、と理想が大きくなって、理想と実力の間で苦しくなってしまうこともある。
描きたいものがあっても、自分が本当に描きたいものが、形になっていかないので、いつか本当に、自分で描けるようになるのか、という不安ばかりが積み重なっていく。
絵の専門性がなくたって、好きという気持ちで、自由に描きたいものを描く人はたくさんいるのに、なぜ自分は描けないのだろう。
描きたいものを、好きなように描けばいい、それだけのことが、なぜできないのか。
悩んでいるわけではないけど、少し焦っているのかもしれない。
考えすぎるのが、私の悪い癖で、考えず、感じたまま、が大事なのは、頭ではわかっているのだけど。
ただ一つ言える事は、もっともっと手を動かさないといけない、ということだろう。
頭より、手を動かす中で、きっと少しずつ見えてくるものなんだろう。
