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感想/書評&あらすじ・ロンググッドバイ(村上春樹訳)上流階級に居場所のない男と、孤独で屈折した探偵は…ネタバレ注意。


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※こちらの記事は、在宅ワークで寄稿を募集した小説感想記事です。

酒に溺れて上流階級に居場所のない男と、孤独で屈折した探偵は自分に似た部分を感じ男の友情を結ぶが、妻殺しの嫌疑で上流階級の男は探偵の助けでメキシコに逃亡する。

メキシコで上流階級の男は自殺したことになっていたが、整形して生きていた。

探偵が事件の謎に迫るミステリー。
探偵の前に再び現れた上流階級の男は、探偵によると、知っていた君はどこかに行ってしまった。

それ以降会っていない。友情に決別するわけですね。
男の友情にも非情さがあり、孤独な探偵の強さに惹かますね。
ハードボイルド小説なのに人情的な話なんですね。この作品の人気の秘密でしょう。

他にもこの小説の優れているのは、文体にある。名言や名文句や名セリフに溢れています。探偵に人生観や哲学や社会批評などの知性がある。

男が、状況によってどういう行動をとり、どういうセリフを吐くのかかっこよさに溢れています。
人生の教科書として読めます。

村上春樹訳は読みやすく、ラストの解説はこんな解釈があるのかとびっくりしますよ。