寄稿をいただきました。
「モテキ」 中柴いつか
わたしが好きなキャラクターは「モテキ」に登場する中柴いつかちゃんです。
青年誌には珍しい(?)文化系少女。若くして、照明という専門職に携わっている、サブカルよりもちょっとふつうな女の子です。決して美少女ではないけれど、自意識をこじらせているかんじや、そのうえでも好きな人を好きになりたいと悩んでいる様子は共感を呼ぶと思います。
実はスレンダーでスタイル抜群な部分もギャップとして好感度が高いです。作者は谷川史子さんの漫画に出てくる女の子をモデルにしたようです。わたしもいつかちゃんのように、叶わない恋に悩んだことが多々あるので、すごくマンガを読んでいるときは自分の体験かと思うほど共感しました。主人公の青年と山形に旅行に行く話と、音痴でカラオケで積極的に歌わなかったいつかちゃんが、恋を吹っ切るために歌うシーンが特に好きです。