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ネタバレ注意!天元突破グレンラガン/アニメ最終回感想&あらすじ・カミナ兄貴の死、ロシウの暴走。どれだけ絶望したかもわかりません…。


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寄稿頂きました。

天元突破グレンラガン

この物語は沢山の人が滂沱の涙を流したことと思います。カミナ兄貴の死、ロシウの暴走。どれだけ絶望したかもわかりません。もし私がロシウの側近になっていたなら、彼の悲しい、苦しい、それでもやらなくちゃいけないんだという悲痛な思いに寄り添って、彼の故郷で共に自害していたでしょう。

でもシモンは違った。悲しみも痛みも乗り越えることを、既に兄貴に教えてもらっていた。だからこそ、多重空間の中でも気づいたのでしょう。「これは違う。こんなのは自分じゃない」と。そして彼は叫ぶのです。「俺を、俺達を誰だと思っていやがる!!」戦いの中、キタンを始め、たくさんの仲間が散って行きました。でもそれは誇り高き散華でした。泣くんじゃない。彼らの望みを叶えるために、そしてたった一人の愛する人を救うために、シモンは立ち止まることをしませんでした。敵であるアンチスパイラルは、行動することがすべて無為なものとして、生命活動を停止させた人たちでした。アンチスパイラルは、絶望と言い換えても良いでしょう。その絶望に、シモンは、仲間は、人間たちは、激しく抵抗したのです。そしてアンチスパイラルは最期に言います「ならばこの宇宙、必ず守れよ」宇宙の未来は彼らに託されたのです。愛する人、ニアを取り戻したシモンは、彼女と結婚します。しかし彼女はアンチスパイラルの人間。命運は儚くも尽きてしまったのです。そしてシモンは旅立ちます。王にはならずに、ただの「穴掘りシモン」として。でも確かに、彼は世界を導いた王だったのです。絶望を廃し、人々を生への希望へと導いた王だったのです。恐らくそれは、視聴している我々に対しても。