寄稿頂きました。
機動戦士ガンダムSEED
ガンダムSEEDは私が初めてまともに観たガンダムシリーズの作品だったので、かなり強く心に刻まれた作品となっています。常に孤軍のアークエンジェルの運命、入り組み悲惨になっていく戦争の様相に、次の展開はどうなるのかと常に手に汗握りながら夢中になって観ていました。
最終回で印象深いのは、一番最後のシーンです。激しく悲惨過ぎる戦争を延々と戦い続け、それがまだほんの少年であるキラたちにどんなに深く大きな傷を与えたのかということがひしひしと想像され、切なさに胸が締め付けられました。それでも共に戦い抜いた友人たちがいることが、小さくとも確かな救いなのだなと思えるラストシーンでした。
ところで、私のイチオシキャラクターはディアッカ・エルスマンだったのですが、最終回では思い切りひやっとさせられました。最初はただ嫌味なコーディネーターだと思っていましたが、アークエンジェル側の捕虜となってからだんだんと変わっていく彼の立場に惹き付けられ、惑う心と板挟みになりながらも奮闘する彼が大好きになったことは良い思い出です。