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ネタバレ注意!輪るピングドラム/アニメ最終回感想&あらすじ・冠葉と晶馬の過去になにがあったのかが…。


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寄稿頂きました。

輪るピングドラム(監督:幾原邦彦)

謎が多く色々と考察をさせられるこの作品の最終回は、本当に感動的な、胸に突き刺さるようなものでした。

一人で陽毬を救おうと突っ走り続けてしまう冠葉の心中と覚悟を思うとつらく悲しく、その思い詰めた姿にとてももどかしい気持ちにさせられます。

冠葉と晶馬の過去になにがあったのかが明らかになる場面では、目が覚めるような思いがしました。真砂子という大切な存在を持っていて、そしてそれを守った冠葉が手にできた一つのリンゴ――それを半分晶馬に分け与えたところから全てが始まったのかと思うと、胸がいっぱいになります。そして「運命の果実を一緒に食べよう」という一番大切なその言葉を知った苹果が、運命の乗り換えのためにその言葉を叫ぶ場面、一気に画面が変わっていくシーンには、鳥肌が立つほどの思いがしました。“命”と“蠍の炎”の文字に、宮沢賢治の銀河鉄道の夜が思い起こされてざわっときます。

最後、ゆりの台詞である「愛された子どもはきっと幸せを見付けられる」ということが、この物語が伝える大きなテーマだったのだなと感じました。