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ネタバレ注意!ノエイン もうひとりの君へ/アニメ最終回感想&あらすじ・量子力学から着想した作品、ラクリマとユウ達の存在する世界はあまりに「近似値」…。


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寄稿頂きました。

ノエイン もうひとりの君へ

この作品は、量子力学から着想した作品です。「量子というものは、人や物、動物などすべてのものを構成している。しかしこの量子というものは大変デリケートで、人間が観察しようとすると、その行為によって変質してしまう。よって観察していない状態が本来の量子の姿である。観測した時に、それは確定する」というものです。
この作品には、サブタイトルがついています。

「僕の大切な人を奪いにきたのは、僕だった」
ユウの大切な人、ハルカは、ある日黒尽くめ男に攫われそうになります。それは15年後の可能性の未来から来た、ユウ自身でした。その可能性の未来「ラクリマ」は、また別の未来「シャングリラ」から侵攻を受けていて、時空の存在が不安定になっていました。ハルカは時空を固定させる能力を持つ「龍のトルク」であり、ラクリマを存続させるために狙われたのです。
しかしラクリマとユウ達の存在する世界はあまりに「近似値」でした。ラクリマからハルカを攫いに来たユウ「カラス」は、この世界のハルカを守ることを決意します。しかし、彼らを侵す敵、シャングリラの頭目「ノエイン」こそ、全てに絶望し、過去も未来も観測することをやめたユウだったのです。しかしユウもハルカもカラスも、未来の可能性を捨てることに抵抗しました。明るい未来の可能性を信じたのです。その身が消える直前まで、カラスはハルカを守ります。カラスはラクリマでのハルカを守れなかったからです。これは空間と時間を超えた愛と、希望の物語です。きっとこれからどの未来のユウも、ハルカを守るのでしょう。ずっと。