寄稿頂きました。
いたずらなkiss(別冊マーガレット・多田かおる)
連載中には読んでなかったけれど、コミックで1巻から読み始める漫画ってありますよね。
別冊マーガレットで連載していた、多田かおる先生の「いたずらなkiss」、
日本や韓国でドラマ化されてますし、ご存知の方も多いですよね。
落ちこぼれの女子高生、相原琴子が、ずっと片思いしていた頭脳明晰でイケメンの入江直樹とひょんなことから2家族で同居することになるというラブコメです。
琴子は、おばかだけど素直で一生懸命すごく可愛くて。
素っ気ない(というかどS)直樹への片思いにハラハラきゅんきゅん全巻読みました。
本当に甘酸っぱい気持ちになる作品です。
そしてこの漫画が衝撃的なのは、最後、本当に全く中途半端なところで完結を迎えます。
作者の多田かおる先生が急逝のため、作品が終了となるのです。
かなりのネタバレですが、最終巻では、物語は進み、お医者様になった直樹と、追いかけてナースになった琴子。ふたりは結婚しています。
体調の悪い琴子に、直樹が
「琴子、お前、妊娠してないか?」
ーーーーここで最終回終了です(涙)
未完で完結を迎えることを全く知らずに読んでいたこともあり、かなり呆然としましたね…。
漫画家も普通の同じ人間で、こういうことも起こるんだ…。
となんだかカルチャーショックでした。
最後はそんな形の最終回ですが、それでも「いたずらなkiss」は名作だと思います。
少女漫画好きで、知らない方にはぜひ読んでみて頂きたいです。