ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

感想・書評:三崎亜紀「となり町戦争」あらすじ・公共事業として戦争をおこす…ネタバレ注意。


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

寄稿頂きました。

三崎亜紀「となり町戦争」について

私が好きな小説をご紹介します。
約10年前に発売された少し前の小説です。
実写映画にもなったので知っている方もいらっしゃるかと思います。

作家さんは三崎亜記さんです。
簡単なあらすじは架空の町があってとなりの町との公共事業として戦争をおこす、といったといったもの。主人公はその実態がわからないまま巻き込まれていくのです。

私の好きな登場は主任で、戦争が始まる前まではうだつがあがらないただの人でしたが、過去に海外で傭兵をやっていて「人を殺す」ということの感覚が人と違うのです。
なぜ好きなのかというと一番戦争のリアルさを読者に感じさせる唯一のキャラクターなどです。

特に面白いというポイントは作家の人が過去に公務員をやっていて、本の中に実際の戦争の手続き書類などのフォーマットなどが合間に入っています。
そのため現実、非現実が絡まって不思議な感覚になる部分です。

おすすめポイントは、今の日本の人たちは平和に慣れてしまっていると思います。
いざ、巻き込まれたら果たして自分がどうなるのか…ととても感じさせられます。

作家の三崎亜紀さんがこういった不思議な感覚になる作品を多く出しているので作家さんなので作家さん自身もオススメです。

もし興味を持っていただけたら読んでみてください。