ナカノ実験室

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かりん1巻(影崎由那)感想&あらすじ・吸血衝動がない、太陽平気、にんにく平気、こうもりを操るとかの能力もない…ネタバレ注意。


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一言感想

血が増えちゃう吸血鬼と硬派な高校生のピュアなラブコメが面白い

面白いところ。

主人公のかりんが吸血鬼の一家に生まれたにも関わらず、吸血衝動がない、太陽平気、にんにく平気、こうもりを操るとかの能力もない、しかも何故か血が増えて吸血ではなく人に血を送り込まないといけないという設定が今までに見た事がなく面白いと思いました。

好きなところ。

真面目な雨水健太と天然入ったかりんの進みそうで進まないラブコメが面白いです。しかも一巻ではまだ健太はかりんが吸血鬼の一族だと知らず吸血(正確には供血)の現場を目撃して、かりんが援助交際していると勘違いしたり。すれ違いっぱなしですが、良い感じになりそうな、ならなそうな所でかりんがあわあわしてるのが面白いです。

好きなキャラ。

主人公の真紅かりん。吸血鬼ならぬ増血鬼だという設定で、おちこぼれ扱いされてます。虐げられてる感じではなくむしろ愛されてる感じですが。両親も兄も食事が必要ないため家事全般こなせます。食べてくれるのは妹くらい。でも天然入ったドジッ子でいつもあわあわしてるのが可愛いです。

好きなエピソード。

かりんが自分の好みを知るエピソード。吸血鬼には好みの血があるそうで、「嘘つきの血」「ストレスのある血」など。かりんは「不幸な人」に反応して増血のペースが早くなるようで。雨水健太も母子家庭で貧乏な苦労人でした。健太が不幸だと増血のペースが狂って大変なので「雨水君を幸せにしよう」とか思いつくのですが、具体的な方法は考えてなかったり。天然さが出てて好きです。

おすすめ。

基本的にはコメディ要素大目の恋愛モノです。けど恋のライバルとか出てくる訳ではなく、かりんと健太が種族の壁や困難を乗り越えて進展したりしなかったりする様を楽しむ漫画です。悶えたい方にはお勧めです。

作品に関する思い出。

「吸血鬼」という設定はよくあるものでしたが「血が増える」というのは聞いた事がありませんでした。表紙もかりんが内緒話をしてくるような表紙だったのですごく興味を持ちました。

作者に関して。

大ヒット作はありませんでしたが、色々と描かれていた方の様でした。吸血鬼や伝奇モノが多いみたいです。かりんの次に描いている漫画でもそうですが、ヒロインが泥んこになったり鼻水出てたりというのが結構あります。