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感想・書評:精霊の守り人シリーズ(上橋菜穂子)あらすじ・どこかの国の史書かと一瞬思う位リアリティを…ネタバレ注意。


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寄稿頂きました。**

「精霊の守り人」シリーズ(上橋菜穂子)

ファンタジーって子供だましでしょ、イイ大人になってまで読むものじゃないでしょ、と思ってる人は物凄ーく損してます。
中には子供だましのものもありますけど(どれとは言わない)とんでもない傑作もあるものです。
人のあり方とか、国のあり方とか、政治のあり方とか、数多あふれる凡作のノンフィクションより傑作のフィクションを通した方が、ずっと深く考えさせられることがありますからね。

この「守り人」シリーズは、力いっぱいフィクションでどっぷりファンタジーですが、どこかの国の史書かと一瞬思う位リアリティを感じました。
主人公は短槍使いの女用心棒バルサ。とにかく強くてカッコいい。でも決して無敵なわけでなく、敵の達人と戦って大怪我することも。
普段殴りあいなんてしないからか、アクションシーンてイメージしづらくて苦手なことも多いけど、バルサの場合は別。
純粋にめちゃくちゃハラハラしてしまう。
肉弾戦に強いだけじゃなく、情報を集めたり状況を鋭く判断したり、本当に頼りになる用心棒で、私も守ってもらいたい!なんて思っちゃいます。
バルサのカッコ良さも見所ですが、チャグムの成長にも注目です。
チャグムは一作目の「精霊の守り人」でバルサが守る某国の皇子です。
チャグムがシリーズを通して少年から大人に、イイ男に、立派な皇子様に成長していく姿が!たまりません!
ちょっともう一度、始めから通して読んできます!