寄稿頂きました。
そのケータイはXX(エクスクロス)で 上甲宣之
物語冒頭から思いっきりホラー!
主人公しよりは恋人と別れた傷を癒すために友人の愛子と田舎の古びた旅館に泊まる。
宿泊している部屋の押入れから携帯のなる音。
もちろん自分のものでも一緒に泊まる愛子のものでもない。
薄気味悪い仲居さんにうるさいので早く出ろとせがまれ仕方なく通話ボタンを押す。
スピーカーから聞こえてきた声は・・・
「早く逃げるんだ!脚を切り落とされるぞ!!」
信じるべきなのか、ただのいたずらなのか・・・
おまけに声の主は、この村では片目片腕片脚を奪って女性を神に仕立て上げる風習が今でも残っていて、そのターゲットがしよりだという!?
温泉から戻ってこない愛子も気になるが、どんどん怪しい行動をとる旅館の従業員が恐ろしくてついに旅館からの脱出を決意するしより。
到底信じられない話に違和感を覚えながらも必死に逃げる。
信じるべきは姿を消してしまった愛子?それとも会ったこともない電話の声の主?村人?親友の弥生?別れた恋人?
極限状態に陥ったとき、アナタは誰かを最後まで信じぬくことはできますか?