ナカノ実験室

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感想・書評:容疑者Xの献身(東野圭吾)あらすじ・天才数学者の石神は、高校の数学教師をしている…ネタバレ注意。


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寄稿頂きました。

容疑者Xの献身/東野圭吾 (映画化もされている

東野圭吾作品はいつも、割り切れない人の心を描いてくれていますが、この作品は、そのなかでも1番といっていいほど、人の弱さ・強さ・エゴを描いている作品だと思います。

【あらすじ】
シリーズ通して出てくる湯川先生の大学時代の天才数学者の石神は、高校の数学教師をしている。毎日の楽しみは隣人である花岡が務めているべんとう屋さんでべんとうを買うこと。やる気のない学生の授業をただこなす日々を送っていた。

花岡は1人娘と一緒にくらすシングルマザー。元夫は暴力をふるい、借金を作る典型的なダメな男。そんな元夫から身をかくして、親子2人楽しく暮らしていたが、ある日勤め先の弁当屋に夫がきて住まいがバレてしまう。アパートまでおしかけてきた夫が娘を売春させることをほのめかし、我慢の限界にきてしまった花岡は夫を殺してしまう。
自首しようと途方にくれていたときにだれかが訪ねてきた。その人物は隣人の石神だった。


面白いのはここから先です!

心模様と、大どんでん返しがこの作品の読みどころです。

ただいつものように推理作品ではありますが、意図的に手がかりを隠してお話が進んでいくタイプのものですので、推理作品が読みたい方にはもどかしい作品だとは思います。