ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

ダーティー・クライスト・スーパーシター(2巻完結)感想&あらすじ・主人公ハデスは物語り冒頭にてイエス・キリストのミュージカルで完璧な…(ネタバレ注意)。


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

ダーティー・クライスト・スーパーシター

この作品は、あまり馴染みのないミュージカルやオペラが題材の漫画です。
ですが、読み始めると歌の迫力が目で楽しめてミュージカルに足を運びたくなります。
あらすじは、主人公ハデスは物語り冒頭にてイエス・キリストのミュージカルで完璧なイエスを歌い上げ、賞賛、感動を与えた人物として書かれています、が。

今現在は、一世を風靡した俳優とは思えない浮浪者っぷりで路上で行き倒れています。
綺麗なキャバクラ嬢にタバコをもらい、彼女の修羅場を歌で慰めの言葉をかけます。
そして彼女はなんと、行くところの無いハデスに、私のところにいて欲しいと懇願します。先ほどもまで男女の修羅場だった彼女はハデスの歌の虜になってしまします。
その後の物語はハデスの娘の理沙が出てきたり、修道院で賛美歌を歌い、歌が歌えない青年ワタルに歌わせようと歌で説得したりと、ハデスにとって歌は生きる糧で人を魅了する妖しい魅力があり先の読めない展開です。
ハデスは普段の生活、喫煙、油ギトギトハンバーガーのジャンクフードを食べ、女性関係があまりよろしくないが、歌う為の体、歌の表現、すべて併せ持っているギャップがあり、読み進めるとハデスの魅力に引き込まれてしまいます。
2巻完結と物足りなさを感じてしまいますが、それでもラストを読み終えた後は満足感とハデスの迫力に鳥肌が立ち、魅了されること間違いなしです。
著者・西山優里子。出版社・講談社モーニングKC。