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十二支とそれを支えてきたキャラクターたちの旅立ちを描いています…ネタバレ注意!フルーツバスケット/最終回感想&あらすじ。


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『フルーツバスケット』最終回、由希の言葉に涙しました。

様々な紆余曲折を経た後に十二支の呪いを乗り越え、「ひとりの人間」として旅立っていく。
漫画版『フルーツバスケット』の最終回は、そんな十二支とそれを支えてきたキャラクターたちの旅立ちを描いています。
お互いを想い合うあまり時には傷付けあったりした透(とおる)と夾(きょう)が生涯共に寄り添いあい、最後は透の母親である今日子(きょうこ)さんの言葉と遺影で物語が締めくくられる。透と夾の幸せそうな後ろ姿を見て感動した『フルバ』ファンも少なくないと思いますが、私が読んでいて一番感動したのは実はそれより少し前のシーンになります。

それは透と夾が今まで暮らした家を出て新しい生活を始めるという時、由希(ゆき)が透に今までの感謝の気持ちを述べるシーンです。

実は由希は、それまで透のことを「透」とは呼びません。第一話の初登場からずっと、彼女のことを「本田さん」と苗字で呼んでいます。この理由についてはきちんとした理由があり本編でも語られるため割愛しますが、その由希が最後に「今までありがとう ”透”」と笑顔で語る瞬間は涙なしには読めませんでした。
元々由希の繊細な性格が大好きだったのですが、その最後の「透」にどれだけの想いが詰まっていたのかと思うと、夾へ告げた「しっかりやれよ バカ猫」という台詞も本当に泣けるものになります。