ナカノ実験室

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でろでろ全16巻(押切蓮介)感想&あらすじ・ギャグなのにハラハラするという新感覚のマンガです…ネタバレ注意。 #漫画


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一言感想

ホラーなのにギャグ、ギャグなのにハラハラするという新感覚のマンガです。公式だと「霊感体質の不良」と紹介されていますがかなり乱暴で、こういうオカルト系のものや理不尽なものに物理的にねじ伏せることが出来るなら最強だと思います。

面白いところ。

基本的に幽霊や妖怪などに遭遇するとき人間は対抗するすべがなく、ただおびえるか受け入れるかのどちらかぐらいしかないと思うのですが、主人公の日野耳雄(ひのみみお)は「だからなんだ!関わるな!」という感じで追っ払うところが面白いです。

好きなところ。

乱暴でたまにかなり理不尽に幽霊たちに暴力をふるう耳雄ですが、よくよく考えてみると向こうだって理不尽なんだからこっちだってそのつもりでいてもいいよないいよなと思えるところが好きです。それと耳雄がかなりのシスコンなところもすごくいいです。やっぱり自分の妹は可愛いですからね。

好きなキャラ。

なぜかいつも巻き込まれる、耳雄のクラスの委員長、平川和彦です。彼はよく心霊現象に巻き込まれるのですが、そのせいで慣れてきたのか終盤にかけてはあまりリアクションが薄いです。何より、重度の愛猫家というところで一瞬で好きになりました。

好きなエピソード。

「足釣り岬」という題名のエピソードで、お盆の時期に海中に引っ張り込む妖怪を下半身の模型を使って逆につり上げ、つり上げられた妖怪はそのショックで成仏します。主旨がよくわからないですが、そういうふざけた妖怪はどんどんぶっ飛ばした方がいいと思うのでこのエピソードが好きです。

おすすめ。

日野という名字なのになぜか舞台は隣の豊田駅。一応日野市ではあるので一度行ってみると、「ここあのシーンで出てきたところだ」となる場所が結構あるので読破した後行くことをお勧めします。何もないですが。

作品に関する思い出。

この作品を初めて読んだのは中学生のころでその当時は「こっくりさん」というおまじないのようなものがすごく流行っていて得体のしれないものにすごく怖いという感情があったのでおびえていました。でもこの作品を読んで生きてる人間が一番怖いんだ!と思いこむことによって怖くなくなりました。今もそう思っています。

作者に関して。

ツイッターでも、あとがきでもそうなのですがなぜかすごく暗くて卑屈で面白いです。破壊衝動があり、それがネタなのか本気なのかわかりませんがとりあえずマッシュルームカットはやめた方がいいのではと思います。