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テガミバチ全17巻(浅田弘幸)感想&あらすじ・宮沢賢治の物語に関することがあってすごく素敵…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

壮大でとってもロマンチックで切ない物語です。星空の描写が多くてとっても綺麗です。作品中、ちらほらと宮沢賢治の物語に関することがあってすごく素敵です。主人公のラグはすごく泣き虫で、エピソードが終わるたびにこちらももらい泣きしてしまいます。実際に泣き虫なのは感情の起伏が影しいということなのであまりいいことではありませんが。

左目は義眼なので戦闘時にそのハンデがあるというくだりがあるかなとちょっと期待していましたがそんなことはなく、読み進めても特に不便に思っているわけではなさそうなので安心しました。誰かを見つけるために追いかけて探すという途方もないような旅をしているラグですがいつかちゃんと幸せになれるといいなあと母性が働いてしまいました。そのラグの相棒(作中でディンゴという)のニッチという少女がすごくかわいいです。しかもすっごく強くて素直な子です。なぜかちょっと片言でその片言なセリフをすごく感動するシーンや、大勝利を決めたシーンで言ってしまうのでおかしくてしょうがないです。元々パンツ(下着の)を履く習慣がないという設定なのですが主人公が恥ずかしがっていると言ったことでもなくなんのための設定なのかよくわかりません。ニッチのペットのステーキもなかなか見かけない外見の愛くるしさで、戦いのとき弱点を見つけてくれるなどすごく役立ちます。探していた人にも会え、終盤に差し掛かってきているような気がするのでこれからがすごく楽しみです。