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てんしちゃんとあくまくん全2巻(石坂ケンタ)感想&あらすじ・独特の作者ワールドはたまらないです…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

一巻を読み終わった時点で、「あ、私これ好きだ」と思いました。この作品は××というストーリーです、と説明ができません、なぜなら次の展開が全く予想できないからです。流れ的に次はこうなるだろうという予想をぶっとばしてくれる独特の作者ワールドはたまらないです。ストーリーとは全く関係の無い、コマの端々にさえ面白さがあふれていてたまらないです。

たくさんのDQNネームと呼ばれる生徒たちがいるのですが、「あくま」「まおう」といった虐待なのではと思える名前を見ていると「てんし」ちゃんは愛されまくった結果、この名前で出生届を出されたのではと思います。調べると、実際に「天使ちゃんと悪魔くん」という名前で自分の双子の子供に名前をつけようとしたという事件があったらしくそれも題材にしているのかなあと思いました。でも昨今のキラキラネームに比べるとわりかしいい名前に感じますが悪魔ちゃんは完全にダメだと思います。だから主人公の名前が悪魔ではなく亜拘摩なんでしょうか?でもいじめは避けられないような気がしますが、いまどきの小学生はどんな名前なんでしょうか。こんな変な名前ばかりなんでしょうか。この作品で、意外と女性キャラが積極的なのが面白いです。ちりばめられたネタがそこらじゅうで笑わせてくれるのでこれからがすごく楽しみです。特に、作者自身が頭おかしい話といっていたのでたまらなくなりました。