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一週間フレンズ5巻(葉月抹茶)感想&あらすじ・社会的に病気っぽいのに公の場でカミングアウトしないヒロインにもイライラ…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

これは、切ないです。その一言に尽きますが、他の大人のフォローが一切ないのに苛立ちます。「抜け駆けはゆるさないから」といった女子生徒の底意地の悪さも腹立たしいですが、社会的に病気っぽいのに公の場でカミングアウトしないヒロインにもイライラします。公式でもアスペルガー症候群だと診断されているのに、周りに理解してもらわない限り通常の学校生活を送るのは困難ではないだろうかと思います。

どうも担任は知っているようですがなぜか特別視するのみという放置っぷりでそれでも教師なのかと、個人を尊重するのには葛藤もあったでしょうがあんまりです。主人公の長谷裕樹やそのほか、彼女の周りに集まってくるのは男の子が多いのにはなんだか納得です。人は、というか日本人は特にそうだと思うのですがなぜだかすごく儚いものに惹かれてしまうんです。その病気のせいで誰とも関わらず孤独に生活する彼女をみて、その消え入りそうな存在感に魅力を感じたんだろうなと思います。キャラの中では沙希というクラスメイトの少女が好きです。上辺だけ、その場しのぎで言っている感じがなく、こんな友人がいたら羨ましいなと思います。この沙希というキャラを通じて女友達が出来て笑顔をよく見せることになるのですがなんだか青春っぽくてキラキラしているように見えます。先月までアニメ化されいたようで、人気作になるのも納得の面白さでした。