感想
子供の時古本屋さんで立ち読みして以来だったので、たまたま全巻いただいたので読破してみました。ちぃはパソコンだったんですね、ずっとアンドロイドだと思っていました。すもものようなちいさなパソコンがカワイイし持ち運びしやすそうなので欲しいと思いました。題材が、「機械と人類が恋をすることが出来るのか」といったことのようですが、もしできてしまったら一気に人類は衰退するだろうと思います。
愛らしく、なんでもいうことをきき、人間の様な感情もあるものが恋人になってくれるなんて完璧な人もいないのに叶ってしまうし。ある人は亡き人の生き写しを作るだろうし、ある人は恋人、妻か夫にしてしまうでしょう。製作者がはじめから「こんなものでは代わりにならない」とわかっていたはずなのに作ったことに同情します。作らずにはいられなかったのでしょう、もうあるものをなくすわけにはいきませんが。虚しくならない心が出来てしまったらもう戻ることは出来ないだろううと思います。どんなに頑張ったとしても生産性がないものには人は人を作れませんし。哲学的なことは全くわかりませんがもし当事者だったとしたらそれぞれがどんなふうに未来を想像していくのか気になります。この作品が14年前の作品だと知ってびっくりしました、長く愛されているんですね。