」で便利でお安く。感想
現実でも結構ありがちな不孝を混ぜ込んだ少女マンガです。とにかく姉と過ごした日々の回想シーンが多いです。泣き虫なヒロインという設定上、このような身内の死をいれたのでしょうか、結構なスローペースでストーリーが進行していきます。一番のイケメンの男子、市原と同級生で恋をする姫野との顔面偏差値に違いがないような気がするのでどっちがかっこいいのかはよくわからないですが、クラスの出し物で市原が女性役を演じたところはすごく綺麗でした。
中性的だということの強調でしょうか、それ以外の意図が見えなかったです。キャラクターが同じ顔に見えるので特に女子生徒はどれが誰なのか見分けるのに苦労しました。こういう、冴えない設定のヒロインが2人の男の子から好かれてしまう、といった流れはすごくわかりやすくていいのですがありきたりすぎてなんだか飽きます。まずハズレがないからでしょうか名作「フルーツバスケット」と読むとわかるようにどちらかとは気まずくなるので考えすぎかなとは思いますがその後の事を考えるとちょっと嫌な気分になるのでどうなのかなと思います。持ち前の正義感のおかげで友人には恵まれているようなので恋愛と関係ないシーンは結構安心してみることが出来ました。
