感想
この東村アキコという作者は天才だなと思います、本当に最高です。この作品の主人公は紺野泉という日本を代表する人気画家の青山仁の愛人兼モデルで、絶世の美女です。控えめかつ繊細な性格、人づきあいが苦手で、大層頭の悪い女性ですが、彼女を見た男性のほとんどが一目ぼれするほど美しさをもつ女性です。
しかし男性からは惚れられ、女性からは妬まれるのでま朋に働くことができずにいます。仁が講師として絵画教室を開いているのですが、そこの生徒で中学生の緑川つねという少女がいないと基本的に何もできないというアホっぷり。
この青山仁という男が本当にクズで、妻帯者でありながら様々な女性に声をかけたり泉を愛人にしたりとスーパープレイボーイなのですが、本人に自覚があるのかないのか惚れるのと同じくらい様々なものに対して無頓着な男です。つねという少女は普段は泉を自立させるためか守るためかわかりませんがアトリエにきた人間が泉に惚れないように変なコスプレをさせます。
それがとってもミスマッチで楽しそうでいいのですが、泉はなんだか本気でやっているようで心配になります。頭が弱いという設定にしてはちょっと年をとり過ぎているような気がするのでもうそろそろ何かしら自営業でもやったらどうかなと思います。