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夏子の酒・全12巻(尾瀬あきら)感想&あらすじ・主人公の佐伯夏子は実家の造り酒屋を出て、東京の広告代理店で…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

主人公の佐伯夏子は実家の造り酒屋を出て、東京の広告代理店でコピーライターとして働くという日々を送っていました。その実家の佐伯酒造で、跡取りの長男、夏子の兄の康男が幻の酒米「龍錦」を使った日本一の酒を造るべく奮闘していましたが病に倒れてしまい、夏子は慌てて実家に帰ります。

が、しばらくしてそのまま死んでしまいます。兄の強い想いをこのまま亡きものにしてたまるかと会社を辞職し、実家に戻ります。しかしそこまで簡単なものではなく数々の試練を夏子が乗り越えていくというストーリーです。

私が実家住みだったときに高校を卒業してすぐにワインとシャンパンを造る醸造家になったのですが、その時に同じく酒類の造り方の参考してこの作品を勧められました。私が当時地元では一番若い女性醸造家だったために、この作品の主人公も女性醸造家の話なので勝手に親近感が湧いたのを覚えています。

こういうことを言うと差別だと思われるかと思いますが、やはり女性一人で醸造業をやっていくのは本当に困難で絶対に男手が必要だと私は思います。このような業界に女性が少ないのは排他的な思想ではなく、肉体的にどうしても差があるからできないこともあるのだと痛感しました。このような業界でがんばっている女性は本当に強いなと感じます。