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曇天に笑う3話「次男、監獄に潜る」/感想&あらすじ・主人公である曇(くもう)三兄弟の次男、空丸(そらまる)の焦りが痛々しい話…ネタバレ注意。 #ANIME


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曇天に笑う 第3話「次男、監獄に潜る」

主人公である曇(くもう)三兄弟の次男、空丸(そらまる)の焦りが痛々しい話でした。長男の天火(てんか)に置いていかれないように、強くなりたいとひたすら願い、しかし想いばかりが先行して実力が伴わない己への焦りや苛立ちがひしひしと伝わりました。強くなりたい一心で、天火とあまり良い関係ではなさそうな犲(やまいぬ)本部に乗り込んで剣の教えを請う姿は、見事に気持ちが空回っているなと苦笑を禁じえません。

考えるよりも先に行動してしまうタイプと言うよりは、考え過ぎて一人で思い詰めて、妙な方向に暴発してしまうタイプの性格であることがよくわかりました。温かく見守りたくなる思春期少年の成長が楽しみです。
一方天火は天火で、向かうところ敵無しと思わせながらも、体に異常を抱えている様子。「置いていかれるのは俺の方だ」という台詞が、強さだけでなく死んで年齢も追い抜かれるという意味なのかと深読みしてしまいます。
三男の宙太郎(ちゅうたろう)は、幼く天真爛漫な癒やし要員というのが三話を通しての印象。この先も活躍することはあれど、この純粋さと明るさに陰りが差すようなことがなければよいのですが…。
三兄弟以外のサブキャラクターもいい味を出しています。宙太郎の通う学校の教師である牡丹(ぼたん)も、ただの優しい先生というわけではなさそうです。何故天火に協力を申し出たのか、何故三兄弟の周辺を探るようなことをしているのか、思惑が透けて見えはしません。今のところ味方ではあるようですが、いずれ裏切る展開も十分にあり得そうです。凛とした美人なので、敵でも味方でもたくさん登場して活躍してほしいところです。
他にも天火の親友で忍の白子(しらす)、狂った言動の罪人である嘉神(かがみ)、天火と過去に何かあったらしい蒼世(そうせい)等、キャラクターが多くまだまだ登場人物紹介の色が濃い状態ではあります。ですが、最終的に物語はどこに向かっていくのか、三兄弟はどうなってしまうのか、毎週楽しみにしたいと思います。私としましては、三兄弟が幸せに笑い合える結末を願ってやみません。