何回読んでも感情移入してしまう…NANA
初めてNANAを読んだのは、中学生くらいだったと思います。
ストーリーにかなり引き込まれ、中学生だった私には、NANAの世界観がかっこよ過ぎて憧れていました。
どこにでもいそうな、恋に恋する夢見る夢子ちゃんのような女の子らしさ全開の奈々と、夢のために突き進んで行くクールでストイックなナナ。
2人を取り巻く環境だったり、人だったり、恋愛だったり…ひとつひとつに現実味があって、それぞれの登場人物の気持ちや言動が、繊細に描かれています。
大人になった今、また読み返してみると、自分が経験したことと重なって、かなり共感してしまったり、また違う見方をしている自分がいます。
気づけばかなり感情移入して、漫画なのにこんなに人を引きつけるって何なんだろ…と、さらにNANAの魅力を感じています。
それから、登場人物ひとりひとりに個性がかなりあるので、現実に存在する人物かのような気持ちになります。
友達と、NANAに登場するメンズで誰が一番良いか?という話で盛り上がれる程です。
女性目線の気持ちも、男性目線の気持ちもかなり細かく捉えているので、20代女性の恋愛バイブルにもなるのではないかと思います。
ぜひ大人になっていく女性にも男性にも読んでいただきたい、魅力たっぷりのストーリーです。