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アカメが斬る!第24話(最終回)感想&あらすじ・23話の最後の時点でタツミが死んだ描写に「えっ…」ネタバレ注意。 #ANIME


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アカメが斬る!第24話(最終回)『アカメが斬る!』

私はあまり人が多く死ぬようなアニメは好きではないので、アカメが斬る!のような作品は粗筋だけで行くと絶対見ないと思っていました。
革命軍の暗殺部隊が主役の物語なので、簡単に人を殺したり、裏の黒い部分が惜しげもなく露わになったり、今思うと内容として決してきれいなものではなかったと思います。

主人公らしき少年(特に主人公という表記がありませんでした)のタツミが田舎から出稼ぎに来たのが切欠でしたが、「帝都を変えたい!」という強い目標を掲げるのは、従来の少年誌のようなありがちな展開です。

しかし、そのために悪を葬る「暗殺部隊」に入隊したことから、もっと人間味の強い、具体的で、感情的になりやすい裏の部分を中心に物語の展開が進むので目が離せません。

第24話になると、仲間が半数以上死にました。
23話の最後の時点でタツミが死んだ描写に「えっ…は!?タツミも死ぬの!?」と唖然としたまま終わっていたので、24話に至っては気になって仕方のない開始です。
タツミが死んだら一体どんな展開するわけ…?と、主人公ポジションであった少年の死の後に始まる24話の展開にはさらに目が離せなくなり、24話はタイトルにもなっているアカメという女の子の物語展開でした。

アカメは最強の敵を倒し、皇帝を斬首刑で葬って暗躍していた大臣を抹殺し、世界に平和が訪れたという綺麗な話の展開ではありましたが、暗殺部隊が主役の漫画ではハッピーエンドにはなりませんでした。
最終的に、アカメは独りになってしまいます。

アカメは、多くの人を帝具(ていぐ)と呼ばれる自分の刀、村雨で斬ってきた自覚もあります。
そして、志半ばで死んでしまった仲間たちの分まで生きようと誓い、そのため死ぬことが出来ないアカメは襲ってくる敵に殺されるわけにもいかず、人を殺し続けないといけません。
感情の乏しいキャラクターのアカメなのですが、罪悪感、喪失感をしっかりと抱えて生きて行く姿には感銘を得ました。

ファンタジーであるのでこの言葉が適切かはわかりませんが、本当に「等身大」に描かれている物語だなと思いました。
アニメは20話からオリジナルストーリーだったので、漫画はまだ続いているようですが、漫画はもっと残酷描写が多いようでアニメのあの内容がかなりオブラートに包まれているようでした。
本当にこの作品は、今までに無いストーリー性がとても面白い、素敵な作品だと思います。