進撃の巨人15巻、いよいよ物語はエレンの巨人化の秘密に迫る
とうとう話も佳境に入りつつある進撃の巨人。この巻にはもう全く巨人も出てきません。巨人との闘いのはらはらどきどきとはまた違った15巻です。
いよいよ、次巻ではエレンとエレンの父の関係が明らかになる?!と期待をもたせつつ終わりました。ただ、今回は好きなキャラのミカサの出番が少なかったのが残念です。
巨人はどこから発生したのか、そして巨人になったり戻ったりできる人間と、単なる巨人の違いの秘密も少しずつ明らかになってきました。
巨人vs人類ではなくなったこの巻。初めて人を殺してしまったアルミンにリヴァイがとうとうと話すシーンがなんとも印象的でした。
お前の手はもう汚れたんだ、以前の自分には戻れない。でも、だからこそここに仲間がいる。
ブレイン担当だったアルミンの新しい一面が出てきましたね。
そういった戦の汚い部分、必要悪もあるといった、ある意味戦争下なら肯定されるような発言。
相手が巨人という脅威でなく、人間になった途端、ようやく何かのために戦うということの重みが分かってきたメンバーたち。
ヒストリアを利用して、無能なトップを入れ換える作戦が成功するのか、捕らえられたままのエレンが一体どうなるのか、次巻がかなり楽しみです。
ヒストリアがエレンの記憶を呼び覚ますというのもまた謎がひとつ増えてしまいましたけど。