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ポゼッション(サム・ライミ制作)映画感想・評価&あらすじ・ガレッジセールで次女が怪しげな箱を欲しがり、購入します…(ネタバレ注意)。 #MOVIE


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ポゼッション サム・ライミ制作 ネタバレ注意

ある離婚した夫婦と姉妹二人の話です。
父親は週末だけ娘たちに会うのを許されていて、毎週末父親の家で一緒に過ごすのですが、その時に寄ったガレッジセールで次女が怪しげな箱を欲しがり、購入します。
その箱はなかなか開かないのですが、試行錯誤した結果次女が開けてしまい、そこから次女がだんだんおかしくなっていきます。

それが、次女がおかしくなり始めた頃は両親の離婚が原因でなっているのではないか、と最初から霊現象ではなく現実的な理由に繋がるのが良かったです。
最初は箱から声が聞こえたり、蛾が大量発生する等まだ序の口でしたが、だんだん次女の様子が変わっていくのはすごかったです。
ご飯中、フォークでガン!と音を立てながら突き刺しむしゃむしゃと次々に頬張る娘に「ゆっくり食べなさい」と注意する父のことを全く無視で食べ続ける娘。
ついに大声で制した父親の手をフォークで突き刺すシーンは緊迫感があってすごく印象的でした。
箱を買ってから、すごくテンポが良くスムーズに怪奇現象や娘の様子がおかしくなっていきます。
娘の箱に対する愛情もすごく、学校に持っていくぐらいで段々父親も箱が原因ではないかと気が付きます。
それから父親は色々調べ、その箱には悪霊が封じ込められていて、開けてしまった娘の体にとり憑いていることがわかります。
そのあたりからは、エクソシストのような展開で進んでいきます。
娘の様子がおかしくなり、病院へ行きMRIを撮ってもらうと心臓の横あたりに女の人がいてこちらを見ている!というシーンがあったのですが、正直笑ってしまいました。
霊ってMRIに写るんだ!と感心してしまいました。(笑)
そしてラストなんですが、正直拍子抜けしてしまいました。
そんなんでお祓いできちゃうの?え?終わり?という感じで、本当に映画は終わってしまいました。
色々すごく省略していますが、中盤まではすごく楽しめました。
私はホラーが好きで耐性があるからなのかはわかりませんが、そんなに怖い!というのはありませんでした。
ただ大量の蛾が出てきたり、次女役のナターシャ・カリスの演技がすごいので嗚咽のシーンは見ているこっちがおえっとなりそうでした。
父親に乗り移ったときも口から手が出てきたり、元妻(娘の母親)の彼氏の歯が抜け落ちたり、口に関するものが多かったです。
結果、元夫婦は元鞘に戻りめでたしめでたし。
お祓いまでしてくれた青年は結局箱を処分する前に交通事故で死亡・・・。
また続きがあるかも?といったような終わりでした。
とにかく次女の演技が本当にすごかったです。
あまりそういうのは思ったりしないのですが、観ながらこの子すごいな・・・と感心したぐらいです。
そしてかなりの美女です。
悪魔系の映画が好きな方、彼女の演技力が気になる方は是非見るべきだと思います。
ハッピーエンドでそこまで怖くもないので、ホラーが得意じゃない人も観れる作品だと思います。