「日出処の天子」厩戸王子の心は受け入れられず悲しかったです
「日出処の天子」は、聖徳太子・厩戸王子の少年時代を描いた古代史ものの漫画ですが、厩戸王子は、実は超能力者で同性愛者であったという設定になっています。厩戸王子は蘇我蝦夷を愛していたのですが、蘇我蝦夷は王子の心を受け入れることはできません。蘇我蝦夷も厩戸王子も結婚するのですが、同性愛者である厩戸王子は、基本的に女性では心の穴を埋めることができません。
決して受け入れられることのない心を抱き、夢殿に知的障害のある少女と閉じこもってしまう厩戸王子の孤独感が心にしみいりました。超能力者であるがゆえに、母親にもうとんじられ、皆に賞賛される美貌や能力を持ちながら、愛を得ることはできず、ずっと孤独なマキャベリストである厩戸王子の人生のことが、淋しく悲しく感じられました。古代史についても流れがよく分かって、やがて厩戸王子の子孫が絶えていってしまう、そういう未来についても見通されて、哀しみの感じられる最後だったと思います。
ありがとう寄稿(マンガ感想記事)。
凛はファンの声を聴いてショックを受けるのです。この時にそっと声を掛けるのは信乃でもあるのですがこの時に掛ける言葉に関してはかなり温かい感じにもなってくる。
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