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ダンス・マカブル2巻~西洋暗黒小史~大西巷一/感想ネタバレ注意!あらすじ・「暗殺の天使」シャルロット・コルデーと「人道的な首切り人」シャルル=アンリ・サンソンとの間の、心の交流の描写は圧巻…。 #COMIC


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ダンス・マカブル2~西洋暗黒小史~ 大西巷一

先日この作品の1巻を読んで、続きが読みたくなりましたので買ってきました。内容は中世から近代にかけての、ヨーロッパでの拷問やら残虐な刑罰を、特に使用された器具に焦点を向けて描写されている作品です。

残虐なシーンを見ても大丈夫な方でないとおすすめはしないのも前巻と同じ。正直読む価値を見いだせないエピソードもあります。ただ、3話分をさいて描かれている、「暗殺の天使」シャルロット・コルデーと「人道的な首切り人」シャルル=アンリ・サンソンとの間の、心の交流の描写は圧巻です。描かれた中には、史実とそうでないものが入り混じっていますので、実際にこういう、濃密な会話があったかどうかはわかりません。

しかし、監獄から処刑場に向かう短い時間の間にびっしりとつめ込まれた会話と回想シーンに、コルデーの自身の過ちへの気付きや、サンソンの死刑執行人としての苦悩など、見事に浮き上がらせています。

この作者さん、前巻のジャンヌ・ダルクやイエスもそうでしたけど、人の心の機微を描かせるとほんと上手いと感じます。他の作品も読んでみたいのですが、作者さんの嗜好がどちらかというと器具系に向いてるのかなと感じる部分があるので、ただいま二の足を踏んでますけどね(笑)

ありがとう寄稿。

この本は吉野量哉さんという方の実体験を著した本です。彼はもうすでにこの事件以前からなかなか有名な人だったようです。元暴走族の総長というだけでなく、出版関係の仕事でもそうです。

感想・書評:吉野量哉 無罪 〜裁判員裁判372日の闘争…その日〜」ネタバレ注意・実体験を著した本。元暴走族の総長というだけでなく、出版関係の仕事でも(レビュー)。 #読書 - ナカノちゃんねる