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カウボーイビバップ/アニメ最終回・結末感想ネタバレ注意!あらすじ・エンディングで生きている=スパイク生存説を採るのは難しいでしょう…。 #ANIME


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アニメ、カウボーイビバップの最終回について、これぞ王道ハードボイルド作品の決定版

アニメ、カウボーイビバップの最終回について語らせていただきます。
この作品を見た当時、私はモラトリアムど真ん中の19歳でした。アウトローの生き方にあこがれた私にとって、カウボーイビバップという作品はほぼ完璧な作品だったのです。
この作品は、タイトルにもあるようにカウボーイ=賞金稼ぎの主人公スパイク・シュピーゲルが、宇宙をまたにかけ冒険する作品なのですが、話はそう単純ではありません。作品の根底にあるのは重厚なハードボイルドです。
彼は二枚目のヒーローですが、ジュリアという最愛の恋人と物語終盤で死別してしまします。
恋人を失ったスパイクにとってこの世の中はもはや「死んでいる世界」であり、己の人生に終止符を打つべく、最終回、自らの敵のいるアジトに単身乗り込みます。
そして恋人を殺した敵を倒すのですが、スパイクもまた傷を負います。
そしてエンディング。スパイクは敵アジトからよろめきながらも脱出して天に向かって「バーン」と銃を撃つ素振り・真似事をして倒れます。
彼は死んだのか。それは明言されてはいませんが、「死んでいる世界」を生きていた彼にとって、このエンディングで生きている=スパイク生存説を採るのは難しいでしょう。
彼は己の生き方を全うし、それができなくなると潔く死を選びます。
これも一つの生き方なのではないでしょうか。
男の生き方とは何かと考え支えられるエンディングです。