「ちょっと江戸まで」6巻 津田雅美・著
ついに最終巻です。
将軍の子ではないかという噂が流れたミシェルですが、慌てず騒がずまったく動じないところはさすがだなぁと尊敬します。そして、見たこともない偉い人が将軍になるよりも、自分たちの暮らしを知りつくしているミシェルのような人に将軍になってほしいと考える町民たち。確かにその通りですね。
美貌と気品がありながら気さくな人柄のミシェルなので、庶民に大人気なのもうなずけます。一方でそんな状況に不満を持つ輩から命を狙われまくるミシェルでしたが、悪運も強くて何を仕掛けられても決して死なない展開には大笑いしました。
また、気になるミシェルとそうびのその後ですが、江戸城で仲睦まじく暮らしているのが見られて嬉しかったです。ミシェルは面影がないほど男前になっていましたが、そうびは相変わらずの凛々しさがあって面白かったです。物語は淡々と軽いノリで進んでいきましたが、なんちゃって江戸の設定なので、気軽に読めてすごく楽しめる作品でした。
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また、他のミステリーと違うのが事件の犯人は割と早めにわかります。
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