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感想・書評「後藤又兵衛:福田千鶴」ネタバレ注意・実像というものが迫ってくる感じはしませんでした(レビュー)。 #読書


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『後藤又兵衛』(福田千鶴):テーマは悪くないが・・・。

黒田如水・長政に仕えた時には「黒田二十四騎」「黒田八虎」とあがめられ、大坂の陣では豊臣方に与して「大坂五人衆」と称された名将・後藤又兵衛。しかし、その実像ははっきりしたものではなく、歌舞伎や講談といった創作物によって脚色された人物像ばかりが現代に受け継がれていました。本書はそのような現状を打破するために、後藤又兵衛の家系図やその足跡を辿ることで、後藤又兵衛の実像に迫ろうと試みています。

ただ、残念ながらいまいち後藤又兵衛の実像というものが迫ってくる感じはしませんでした。後藤又兵衛がどのような生涯を送ったのかは分かったのですが、後藤又兵衛の足跡に至るまでの黒田家に関する記述がとても多く、黒田家のことを書きたいのか、後藤又兵衛のことを書きたいのかがぼやけてしまっています。序盤からそんな調子ですから、中盤以降は読み進めるのがやや苦痛に感じます。読み終わってみても、結局、作者は後藤又兵衛の何を紹介したかったのかが全く分かりませんでした。テーマ自体は悪くないと思うのですが、何とも残念な1冊という感じです。

☆今日のブログ飯(深夜のうどんパーティ)

それほどシリアスな描写ではありませんが、バスが転落するときって乗客はこんな風に飛ばされるんだ…と思いましたし、あの当時にこれを観ていたら否が応でも生々しく実際の事故を思い起こしていたでしょう。

映画感想レビュー「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」評価ネタバレ注意・2016年1月に起きたスキーバス転落事故に配慮する形で公開延期、映画冒頭のバスが事故を起こすシーンを観ると「これは延期になっても仕方ないな」と。 #MOVIE - みんなの芸能ブログ。