『ワカコ酒 7』(新久千映):174話が秀逸
『ワカコ酒』待望の第七巻を入手しました。居酒屋飲みの魅力を伝えるマンガとして人気を博す『ワカコ酒』ですが、今回は第174話がしっとりとした感じで良いお話でした。かつて銀杏と焼きニンニクの話で登場したお店が閉まってしまい、そこに新しいお店が入ったことを発見したワカコ。新しいお店は落ち着いた大人のお店で雰囲気も良く、料理もお酒もおいしい。
でも、室内や仕事人の姿を昔の人と比べてしまう。そんなワカコの戸惑いと世の中の移り変わりを表わすような、泣きそうなワカコの無言の一コマ。そして、控えめの「プシュー」。思わずワカコの心情に共感してしまい、ちょっとウルッと来てしまいました。自分の行きつけだったお店が変わってしまう戸惑いというのはきっと大きなものだと思います。居酒屋飲みをする人であれば、一度は経験するものなのでしょう。そんなちょっとほろ苦い出来事を取り上げた174話は『ワカコ酒』の新しい一面を見せてくれました。もちろん、いつも通りの豪快な「プシュー」も盛りだくさんです。一番最後のお話の手作りおつまみは私も作ってみて、ハマってしまいました。これからも『ワカコ酒』は続いて欲しいです。
ありがとう寄稿。
冴えない生活に嫌気がさし、いつもむなしく暮らすマジシャンの晴夫は、突然、40年前にタイムスリップする。
感想レビュー「晴天の霹靂:劇団ひとり監督、大泉洋主演」笑いあり、涙ありのエンターテイメント作品である・おすすめ泣ける映画(ネタバレ注意)。 - 面白い漫画を教えてください。