ナカノ実験室

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面白いのはこの本はずっと主人公が「話して」いるのです…感想・書評「ライ麦畑でつかまえて:J.Dサリンジャー作・野崎孝訳」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書


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「ライ麦畑でつかまえて」予想外の内容!

J.Dサリンジャー作の「ライ麦畑でつかまえて」。名前は聞いたことがありましたが一度も読んだことがありませんでした。本屋の外国文学のコーナーで特集されていたので買ってみることに。村上春樹さん訳のものと、野崎孝さん訳のものがあり、私は野崎さん訳のものを買いました。パラパラ…と見たかんじ、文体が親しみが持てそうだったからです。この本は、タイトルからしたら恋愛小説かな?とイメージされる方が多いとおもいます。

私もそう思っていました。しかし実際は全く違います。主人公の男の子が学校を辞めてからの出来事、主人公が考えることが細かくかいてあります。面白いのはこの本はずっと主人公が「話して」いるのです。普通情景説明などはナレーションのようになりますが、この物語は全て主人公が説明しています。なので、ずっと主人公の一人言を聞いているようなかんじです。この主人公がなかなか毒があって、おもしろいですよ。ちなみに私の好きな台詞は、「幸運を祈るよ!なんて、僕なら誰にだって言うもんか。ひどい言葉じゃないか、考えてみれば。」です。

ありがとう寄稿。

心神喪失者、その中でも特に、社会に置いておくのが危険なくらい重症の人や犯罪を起こしたものの責任能力が認められなかった人たちが集められる病院での出来事の話です。ここで働く精神科医リーサの元に、名前以外何もわからないジェイソンという青年が入院してきました。

感想・書評「秘匿患者:ジョン=バーレー(著)、坂本あおい」ネタバレ注意・心神喪失者、責任能力が認められなかった人たちが集められる病院での出来事の話(レビュー)。 #読書 - ナカノ実験室