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感想・書評「私は存在が空気:中田永一」ネタバレ注意・6つの短編が収められた短編集、日影くん・日影さんたちが主人公の話がいくつかあります(レビュー)。 #読書


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「私は存在が空気」 著者:中田永一(なかたえいいち)

中田永一さんの作品によく見られる特徴の一つは、教室の隅の光の当たらない暗いところで学校生活を送っている地味な学生が主人公のお話が多いということです。「私の存在は空気」は6つの短編が収められた短編集ですが、その中にはやはり日影くん・日影さんたちが主人公の話がいくつかあります。光のない日影くん・日影さんたちにスポットライトを当て、輝かせてあげている作品を読むと、彼ら同様、学生時代は青春というほどの青春も送れず、輝けなかったなという自覚のある人は、まるで自分の分身が小説の中で頑張っているかのようで応援したくなるのではないでしょうか。

この本は、そんな自分の青春時代にちょっとした後悔や痛みを持っている人みんなに読んでもらいたい本です。さて、今回のお話の面白いところは、すべてのお話の主人公たちが何らかの超能力を持っていることです。その超能力を使って全力で好きな人を守ったり、自分を変えたりします。彼らはみんなまだ汚い社会に染まっていない小学生から大学生までの学生で、その超能力を私利私欲のためには使いません。そのため、どの話も読むと少し心がほっこりします。ああ、自分も学生の時に読みたかったなと思わせてくれます。そうしたら、学生時代の自分を包んでいた影にも少しは光が当たったような気持になれたかな、少しは救われたかな、と。先ほど6篇の短編集だと書きましたが、その中でもおすすめなのが一話目の「少年ジャンパー」です。日影度から言えば一番暗い主人公が、瞬間移動する能力を使って自分を変える物語です。ほろ苦さもありますが、とてもすがすがしい読後感です。

ありがとう寄稿。

今週は、司会者のマツコ・デラックスさんのお友達のアンジェリカさんとホモ恵さんが名古屋の観光スポットを色々紹介してくれました。日本で初めての女優さんの家を紹介したり、日本が作った「台湾ラーメン」を紹介してくれました。

マツコ・デラックスさんのお友達のアンジェリカさんとホモ恵さんが名古屋の観光スポットを色々紹介・月曜から夜更かし/テレビ感想&あらすじネタバレ注意。 #TV - みんなの恋愛ブログ。