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感想・書評「KZ’Deep File 桜坂は罪をかかえる:藤本ひとみ」ネタバレ注意・上杉君の視点で物語が進みます。中一の3学期も終わり春休みに(レビュー)。 #読書


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【KZ’Deep File 桜坂は罪をかかえる】  【藤本ひとみ】 上杉君と黒木君が大活躍!

探偵チームKZ(カッズ)のメンバーの上杉君の視点で物語が進みます。中一の3学期も終わり春休みに入ろうとしているとき、KZのリーダー若竹が北海道の函館に行ったまま、連絡がとれないという連絡が入ります。そこで上杉君は、同じ中学でKZのメンバーの黒木君と一緒に若竹を捜しにいくのです。
この話の途中で上杉君と黒木君の今まで明かされなかった家庭の事情がサラッと出てきます。黒木君のいつもさみしげな表情とかはそういうことだったんだと納得します。
上杉くんが好きな子がいることは前の話でも出てきましたが恋愛系の話はほぼ皆無です。ですが二人の中学生男子が頭と体を使って謎を解いていく姿にもうメロメロです。黒木君の終盤に言ったセリフなんか、もう二度見するくらいインパクトありました。こんな中学生男子いないよと思います。
著者の得意分野である中世フランス史や宗教についての知識は勉強になりました。全然歴史とか苦手な私でもへぇーっと重いながら難なく読み進めていけます。読み始めたら最後まで読まずにはいられなくなるほど面白かったです。