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感想・書評『毒草師 パンドラの鳥籠:高田崇史・著』ネタバレ注意「主人公である御名形史紋(みなかたしもん)は、活躍しません」(レビュー)。 #読書


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「毒草師 パンドラの鳥籠」 高田崇史・著

「毒草師」シリーズの3作目です。本作ではシリーズの主人公である御名形史紋(みなかたしもん)は、活躍しません。
「浦島太郎を調べたほうが早い」と、謎の言葉を残すだけです。今回の主人公・西田は、自分で考えていくほかはありません。
「魔女の鳥籠」と呼ばれている怪しげな屋敷で、何が起こっているのか?が、最大の謎なのですが、どう考えていけばよいのか?手詰まりになってしまいます。
結局は主人公が危ない目にあうことで、事態は動き始めるのですが、一筋縄では解決できるわけもなく、最後にバタバタと物語が展開していきます。
どんどん読み進み、引き込まれていき、立ち止まって推量してみる余裕も生まれません。最終局面での展開が、思いもかけない方向に向かうので、息つく暇もありません。
読み終わって、しばらくして、物語を再度自分の中で積み上げていき、やっとそうなんだ!と、納得できるという、ちょっとハードな展開でした。
シリーズ4作目を期待しています。