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感想・書評『運の良くなる生き方:西中務著』ネタバレ注意「弁護士と言う商売は、争いを示談、はたまた法廷で争う商売」(レビュー)。 #読書


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「運の良くなる生き方」を読み、納得のいく事例が多いと思いました。 西中務著

弁護士の書いた運に関する本です。争いのある人には運が向いてこない、運が逃げていくと著者は言います。弁護士と言う商売は、争いを示談、はたまた法廷で争う商売なのですが、争いごとに巻き込まれる人は次から次へと争いを呼び、裁判を起こすのだそうです。この争いごとに関し、示談で解決しない場合、裁判になりますが、裁判での決着で上手くまとまらないと言います。裁判で勝訴して、お金を受け取ったとしても、すぐに使い果たしてしまい、次の争いに巻き込まれるという図式です。

裁判になって初めて、弁護士に報酬の絡む仕事になりますが著者は示談を勧めると言います。相談に来てくれた方のその後の人生を考えて、示談を勧めるのです。弁護士として仕事にならない方向に持っていくのは弁護士として商売にならないと別の側面がありますが、示談を勧めたことで次の相談に来てくれる。良い形で結果を出してくれた印象の良さから、別の仕事が舞い込んで来てくれるのだそうです。相手のその後を考えた商売をする大事さ、目先のことにとらわれない信念の強さを感じます。私が最も納得のいった事例は、弁護士事務所に相談に来る人は、姿勢、表情から共通のネガティブな要素があるため、大概、外から見ていて分かるというのです。幸がなく、何かイライラしている表情といったところでしょうか?争い事を抱えている人には関わりたくないと弁護士でない人も思うはずです。人も離れ、ビジネスチャンスも逃すため、運が離れていく様子がよく分かりました。