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感想・書評『今や世界5位『移民受け入れ大国』日本の末路:三橋貴明著』ネタバレ注意「国連人口部の定義によると、1年以上日本で働いている外国人は皆「移民」と」(レビュー)。 #読書


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「今や世界5位『移民受け入れ大国』日本の末路」三橋貴明著:日本への警告の書

タイトルを見て、おや、と思われるかもしれません。日本が世界5位の移民受け入れ大国、と書いてあるからです。そんなバカな、と思われたかもしれません。
実は国連人口部の定義によると、1年以上日本で働いている外国人は皆「移民」ということになるのだそうです。外国人技能実習生もすべて移民となります。
そして、「移民の受け入れ」と「国民の自由」と「安全な国家」の三つは同時に成立させることができないそうです。(移民政策のトリレンマ)
著者は諸外国の移民受け入れを例にとって、日本でこれ以上移民を受け入れては大変なことになる、と警告しています。
非常にリアルな説明で、そうだな、と納得せざるをえませんでした。

さて、本文中、ちょっと気になる指摘があったので、紹介しておきます。
ヨーロッパでは移民を受け入れるにあたり、その移民の文化を尊重しているのだそうです。ヨーロッパのその国の言語を押しつけることをせず、彼らを同化させない。
これは一見親切なようでいて、実は長い目で見ると、移民のためにならない。移民が職にありつけず、犯罪に走って、結局はその国の元々の国民にも迷惑だと著者は言います。
逆説的ですが、確かにそうかもしれない、と思いました。

ちょっと読みごたえのある本です。ご一読を。