ワンダーウーマン 主人公のダイアナが魅力的
普段アクションものはあまり見ないのですが、評判が良いようなので見てきました。
女性のヒーローということで、近年の女性をめぐる社会情勢を鑑みて女性の社会進出やジェンダーがテーマなのかと思っていましたが、実際は戦争をする人間の罪深さを描いた、じつに深いメッセージが内包された映画でした。
本作の見どころは何と言っても主人公のダイアナ。
ダイアナは、抜群の美貌に加え圧倒的な身体能力と知性を兼ね添えた、まさに「かっこいい女性」。
しかし人間の世界にやってくるとお茶目な一面をのぞかせるシーンがあって、そこがたまらなくチャーミングなのです。
そして何より、彼女は強い正義感、深い愛を持っています。
強い女性が愛を持って平和のために戦うという構図は、同じ女性としてとてもワクワクしました。
アクションシーンももちろん見応えがあります。
ダイナミックでスローモーションを多用したカメラワーク、建物を破壊したり車を持ち上げるといった男性顔負けのパワフルなアクションはとても迫力があり、さすがヒーロー映画といった感じ。
ダイアナが単身で大勢の敵をバサバサなぎ倒していくところは見ていてとても爽快でしたね。
終盤の展開が大きく変わっていくところにはハラハラさせられたし、スティーブのとあるセリフには胸が詰まる思いで見ていました。
はじめにアクションものはあまり見ないと書きましたが、気づけばグイグイ引き込まれていった映画だったと思います。
本作を見て派手なアクションやヒーローものの魅力がわかってきたので、ぜひ他のヒーロー映画も見てみたいと思いました。