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感想・書評『90秒にかけた男・木ノ内敏之』ネタバレ注意「ジャパネットたかた創業者である高田明の仕事論をまとめている本」(レビュー)。 #読書


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「90秒にかけた男」(木ノ内敏之)は若い社会人向けバイブル

ジャパネットたかた創業者である高田明の仕事論をまとめている本です。長崎の街の電気店から仕事をスタートした高田元社長が、テレビ通販の業界に乗り出したきっかけや考え方をつづっています。

本全体としては、高田元社長の会社人生の中で大切にしている教えや戒めの部分にスポットを当てた内容になっていました。テレビショッピング最盛期からインターネット販売や大型電気店などが増えてきた逆風の時代に、前年売り上げを上回れなければ社長辞任を条件として掲げた高田元社長の思いには熱い社長としての責任感が感じられました。個人的には若い社会人が仕事のバイブルの一冊とすべき本かなと思いました。また、ジャパネットたかたの二代目社長が行っている経営戦略の話として、高田元社長に代わるMCの育成や対面型店舗の設置などの話が綴られています。トップダウンの経営を行ってきた高田元社長からバトンを引き継いだ二代目社長の試行錯誤を知る中で、知らぬ間にジャパネットたかたのことを好きになれる内容でした。教養としてもぜひ一読の価値がありかなと思いました。