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感想・書評『キノの旅:時雨沢恵一』ネタバレ注意「大人の世界と子どもの世界を旅をする」(レビュー)。 #読書


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キノの旅 作者名は時雨沢 恵一(しぐさわけんいち)大人の世界と子どもの世界を旅をする

主人公キノとバイクのエルメスに乗って旅をする話。
子どもから見て大人たちの考えや行動が理解出来ない世の中の矛盾にキノは気づく。

そして大人たちはキノの疑問に思うことすら気づいていない。淡々と日常が過ぎていくなか、たった3日しか滞在しない旅人キノに出会うのである。

そして大人たちは気づく本当に大切な事を旅人キノによって気づかされるのであった。

誰もが不思議に思う、なぜ3日しか滞在しないのか、キノは、どんな場所も長く居てはいけないと思っている。
それは物語の舞台が、世の中の矛盾と、当たり前と思っている事の怖さをキノは知っているから、エルメスにも理解出来ない彼の独特のルールなかで進む物語りは、

どこか思い当たる節がある。リアルの世界とFSの世界を上手く融合させる物語りは、続きを読みたくなってしまうほど、物語りに引き込まれていく感じが不思議気持ちになる。

大人になりきれてない人に是非とも読んで頂きたい1冊です。