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感想・書評『夢語録:本田宗一郎』ネタバレ注意「生き方や人生が綴られた一冊である」(レビュー)。 #読書


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夢語録 本田宗一郎 名言・格言集

本田宗一郎の名言・格言集が書かれた本。大学三回生で時機に就職活動を始めなければいけない私は、何から始めたら良いかた分からなかった。そんなとき、ある先輩から何をしたら良いか分からないときは自伝を読んでみたら良いというアドバイスを受けた。就職活動の原点は本を読むことにしようと決めた私が最初に手に取った本がこの本である。非常に読みやすく、本田宗一郎の生き方や人生が綴られた一冊である。
印象に残っているところを取り上げる。「自分の喜びを追求することが他人の幸福への奉仕につながる。会社のために働くのではなく、自分のために働き、生きられたらいい。とにかく、なんでも(お酒・子ども・学問・スポーツ)楽しみのために生きたほうがいい。一生懸命に働いていることが同時に会社のプラスになり、会社をよくする。『自分はこうなりたい』という希望を持って当然。ただ自分だけよければいいっていうのは通用しない、けど自分のために働くことが最終的には会社のためになる。企業のために犠牲になるのではなく、自分の生活をエンジョイするために働きにくるべき。立派なものをつくるのも、お金を稼ぐのも楽しみ方は人それぞれ色々な形があっていい、個人がよりよい生活をするために働きにくる場所が企業であるべき。」何個か取り上げてみた。私はこれまで人を楽しまる仕事をする、と決めていた。しかしこの一冊を読んでからは自分が楽しまないと人を楽しませることなんて不可能であると思った。根本的に何のために就職するのか、と尋ねられると、自分の幸せのため・自分が楽しむため、と今なら堂々と言えるだろう。
若者は他力本願を認識することによって大きく育っていく、とあった。本田宗一郎はここまで成功してるからこのようなことが言えるのではないのかと思う。得意であり、また好きなことだけを、情熱的にやり続けてきた常識破りの人間というイメージだけれど、人の情や思いやりをとても大切にしていた人間とうかがえる。