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様々な人の末路をその道の専門家と分析しています…感想・書評『宝くじで1億円当たった人の末路:鈴木信行著』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書


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「宝くじで1億円当たった人の末路」を読み、甘い人生なんてないと感じた。 鈴木信行著

末路というブームがありました。「あの人って最近見ないけど、どうなったの?」そんなテレビ番組、ネット上のサイトなどは大人気です。大概、ダメになったでしょ?という興味本位から見てしまうもので、意外に大成している人など見ると「頑張ったんだな」「ダメな時もあったけど、へこたれずに持ち直したんだ」などと思い、自分にも出来るかも?と勇気が湧いたりします。

この本では宝くじに限らず、様々な人の末路をその道の専門家と分析しています。残念なことに、良い方向のものは「サービスの良いクリーニング店の末路」だけで、その他の話はダメな方向に下がってしまう物ばかりです。クリーニング店がなぜ良い方向になっているかというと「常に顧客のことを考えたサービスをしていること。

店主がクリーニング店という仕事を嫌ではないため、面倒な作業も自分の時間を割いてまでやっていること。その結果が、顧客を呼び、店舗拡大にまでなっている」という分析でした。自分の好きな仕事なら24時間やっていても大丈夫、そんな人が成功しているというものです。宝くじで高額当選を果たす人が、その後、不幸になってしまうのはネット上などでも言われるように「金銭感覚が麻痺してしまう」「人間欲の動物なので満足度が高額なものにシフトしていってしまう」などの理由により、資産を食いつぶし、破産するまでになってしまうというもの。

私は高額当選しても大丈夫、生活がシンプルだからと絶対の自信があるのですが「破産する人に限って、自分は大丈夫と思っている」という痛いご指摘!仕事も辞めることなく、正直、使っている暇もない自分でもダメですか?と著者に言いたくもなりました。人生大逆転があってもいいではないか?私の宝くじに対する夢はいつまで経っても、こんな感じです。