ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

感想・書評『佐々木護 題名は真夏の雷管』ネタバレ注意「警察組織の歪な部分だけでなく、人間の機微や弱さをうまく描いてくれます」(レビュー)。 #読書


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

佐々木護 題名は真夏の雷管は大変面白かった

やはり札幌に大通警察署が舞台の警察モノ。面白い、最後まではらはらさせてくれて、さすが佐々木譲です。この人の警察モノには、単に警察組織の歪な部分だけでなく、人間の機微や弱さをうまく描いてくれます。
さすがとしか言いようがない出来です。こんな本を自分で書けたら最高でしょうね。

でも、この本を書くのにどれだけの時間を費やしたのか、知りたいですね。 読むのに、約2日の通勤時間、なんと、もったいなことか!それだけ。夢中になって読んでしまう本なんですね。物語はJR北海道から責任を被せられて解雇された鉄道マンの、JR北海道への復讐な話で、その犯人に小学6年の母親からネグレクトされている。同じく鉄道ファンの男の子が絡みあった物語。登場人物を巡る人間関係や、追いかける警察官たちの人間模様が描かれて楽しかった。 話の展開の中で、小学生の男の子の、精密ドライバーの万引きの話が展開していくのですが、この話の展開のもっていきようがさすがと思いました。