みかづき 森絵都 勉強好きになってかもしれない
私の好きな作家は森絵都さんです。彼女の書くストーリーはいつもどこか切なく、考えさせられる中身なので、考えて読むのが好きな私は、毎回新作を楽しみしています。
そんな森絵都さんの小説「みかづき」考えさせられる本でした。
時代は受験戦争 学歴社会の裏側にある本当に大切なものは一体なんだ! そんな訴えかけてくれる本でした。
塾講師をしながら、お金それとも学力いつも模索しながら主人公の行動と、世の中の時代の流れ、を感じながら、読み進めるストーリーはなんとも言えない後味を残してくれる。
本当に大切なこととは一体なだろう。
地位でも学力でもお金でもないはず、それなのに、
塾講師をしてその上開業までしている主人公の揺れ動く気持ちを感じながら読み進める本は私の中で考えさせられる本でした。
そして最後に思うのは一体誰のため教育をしているのだろうか?
この疑問を柔らかくかつ繊細に仕上げてストーリーは読者の私はいつも考えさせられるのです。