最近、今読むべき本として、SF小説「1984年」が紹介されるのを目にします。これは1940年代に書かれた、全体主義の監視社会を描いたディストピア小説ですが、それよりも10年ほど前に書かれたのが、この「すばらしい新世界」です。
続きを読む感想・書評・司馬遼太郎著 新史太閤記上巻下巻を読み、秀吉の新たな魅力を感じました。ネタバレ注意(レビュー)。 #読書
信長、秀吉、家康。この3大戦国大名の好き嫌いは人により分かれるもの。自分は信長ファンであり、子分の秀吉、虎視眈々と狙う家康には目もくれなかった。特に秀吉は、晩年の傲慢さが非常に嫌いであり、秀吉に関する書物はほとんど読まなかった。
続きを読む不登校になった中学生のこころがオオカミ様に鏡の中に…感想・書評・かがみの孤城 辻村深月 本屋大賞受賞作・ネタバレ注意(レビュー)。 #読書
今年の本屋大賞受賞作ということで手にとってみました。ある事件から不登校になった中学生のこころがオオカミ様に鏡の中にある城に誘い込まれて、そこで他の中学生と出会って関わりを持っていくというストーリーです。
続きを読む感想・書評・嘘を愛する女 岡部えつ 強くそして静かな愛が美しい・ネタバレ注意「」(レビュー)。 #読書
長沢まさみ!高橋一生!このふたりの主演映画に間違いがあるはずがない!予告編の美しさとミステリアスな雰囲気に惹かれました。原作からどう表現しているのかを知りたくて、先に本を読みましたが、やはり静かで美しい空気が伝わってくる作品でした。
続きを読む川村元気さんの『億男』を読みました・ネタバレ注意「お金」に関する欲望を解決しようと、奮闘する一男を描いた作品(レビュー)。 #読書
川村元気の億男を読みました。
これは文庫本で、あとがきはなんと映画「億男」に主演したアノ俳優が書いています。
「魔力の胎動」 東野圭吾・著 「ラプラスの魔女」前日譚・ネタバレ注意「短編集です」(レビュー)。 #読書
自然現象を言い当てる不思議な能力を持った少女、円華を描いた「ラプラスの魔女」の前日譚としてまとめられた短編集です。
続きを読む嘘を愛する女 岡部えつ 一気に読んじゃいました。ネタバレ注意「主人公の由加利が、婚約者に騙された話かと予想」(レビュー)。 #読書
桔平の正体が知りたくて、どんな過去を抱えてるのか、知りたくて、知りたくて。一気に読むつもりはなかったのに、いつのまにか最後まで読んでいました。最初は主人公の由加利が、婚約者に騙された話かと予想していました。どんなひどい男なのかと憤慨しつつ、読みすすめていました。
続きを読む「むかし僕が死んだ家」 東野圭吾・ネタバレ注意「主人公が同窓会で元カノに再会」(レビュー)。 #読書
主人公が同窓会で元カノに再会し、その後彼女-倉橋沙也加の悩みと頼みを聞き、主人公はあまり気が乗らないまま、彼女の亡くなった父が娘に嘘をついてまで定期的に通っていた別荘に向かうところから始まる。
続きを読む「三ツ星商事グルメ課のおいしい仕事」 百波秋丸・著・ネタバレ注意「グループリソースメンテナンス課」(レビュー)。 #読書
著者は「電撃小説大賞」で見いだされ、2012年にデビューした新進の作家です。
「グルメ課」とは「グループリソースメンテナンス課」を、略した言い方ですが、どうも会社の経費で、あちこち食べ歩いて浪費しているだけのではないかとの疑惑を持たれて、経理課から、「山崎ひなの」が、スパイとして送り込まれます。
陽だまりの彼女(越谷オサム・著)ネタバレ注意「あれ?何か普通の恋愛小説と違うぞ?」(レビュー)。 #読書
文庫本が発売された頃には興味がなく、手に取ることもなかったのですが、本好きな友人が「これ、面白かったよ」と薦めてくれました。その人はそれまでにもいろいろな面白い本を紹介してくれていたので、「それなら面白いのだろう」と思い購入しました。とは言え最近まで読む機会がなかなかありませんでした。
続きを読む少女地獄 夢野久作傑作集(作者:夢野久作):名前しか知らなかった文豪の作品を初めて読んでみて。ネタバレ注意「入門書として紹介されていたこの傑作選でした」(レビュー)。 #読書
恥ずかしながらあまり本を読む人間ではなく、夢野久作という有名な小説家の名前を知ったのも、暇つぶしに読める本をネット上で探していた時のことでした。
続きを読むイニシエーションラブ 乾くるみ 二度読み必須!ネタバレ注意「AサイドとBサイドの2部から構成される」(レビュー)。 #読書
イニシエーションラブはAサイドとBサイドの2部から構成される、「たっくん」と「マユ」の恋愛小説。合コンで出会い、徐々にじれったいながらも二人は距離を縮めていくところは多くの人が共感できるのではないでしょうか。私はそうでした(笑)。やがて互いの気持ちを確認し、ようやく結ばれるところは自分のことのように喜べました。
続きを読むキリスト教徒だということを知って、興味を持ちました。「海と毒薬」遠藤周作 戦時中にこんなことが・・・ネタバレ注意(レビュー)。 #読書
遠藤周作さんがキリスト教徒だということを知って、興味を持ちました。この方の作品を色々と読みましたがつい最近、読んだもので1番衝撃的だったのが「海と毒薬」でした。この作品は実話に基づいているとのことで実際にこんなことが戦時中に行われていたということにショックを受けました。
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