maminismさんからの寄稿です。
『火垂るの墓』
『火垂るの墓』を観ました。
今まで幾度となく観たことがあったけれど、かなり久しぶりに観ました。
先月の8月に、ちょうど、娘が戦争について考える機会があり、戦争がどんなものであったかを知るのにいいな、と思ったのです。
娘は戦争について、まだ何も学んだことがなかったので。
で、レンタルしようと思ったら、どのレンタルショップでもすでに借りられてしまっていて、
結局手に入ったのは1か月後の今日でした。
考えることは皆同じ、ってことでしょうか??
それにしても、何度観ても、重い。
もちろん戦争について考えさせられるけど、それだけじゃない。
生きることの意味、生き方について、幸せって何か、人と人との繋がりのあり方、社会のあり方。。。
考えさせられます。
DVDには、おまけ映像が付いていて、宮崎駿監督と高畑勲監督のインタビューや、制作秘話なんかもおさめられていて、そっちも面白かったです。
「14歳と4歳で、生きようと思った」っていう、キャッチコピーが、さすが、上手いなぁと思います。
宮崎駿監督の、「世の中が生きるに値するんだ」っていう考え方が、ジブリ作品にこの時にもちゃんと込められているんだ、と、感動でした。
1年生の娘には、まだ難しいようでしたが、戦争がどんなものだったのか、少しは知れたのではないかな。雰囲気程度は。
お母さんの形見の着物を親戚の叔母さんが売ろうとした時に、セツコが泣いて抵抗するシーンで、「なんか涙が出る」と泣いていました。
戦争の悲惨さについてよりも、母への思いの方が、彼女には共感できるのでしょう。現実感があるのだと思います。
もう少し大きくなったら、また観せよう。